沈下橋

四万十川〜水の呟き
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沈下橋の呟き

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 ♪♪四万十川〜沈下橋の呟き♪♪

        

 ☆四万十川の風物詩 「沈下橋」に会いに行こう ☆
  
   川の流れに逆らわず控えめに佇む沈下橋
   その姿は何ともいじらしく、哀愁さえも漂い人々を魅了している。
   
   四万十川に沈下橋がよく似合うといわれる所以は、川と橋と人、其々が
   優しさと思いやりで支えあい、自然と共生している姿にあるのではないでしょうか。


★沈下橋(ちんかばし)=河川を渡る橋の一種。水面からの高さが低く、欄干のないのが特徴です。
                沈下橋に欄干がないのは、増水時に水面下に沈下した橋に流木や土砂が
     引っかかり水圧によって橋が壊されることを防ぐ為です。

                   
 
  
(沈下橋の写真集は こちら ♪☆  見てね♪(*^^*)☆)






万十川に沈下橋が架け始められたのは
昭和10年前後だそうです。
沈下橋が架かるまでの川を渡る手段は
渡し舟や、竹の浮き橋、流れ橋(丸太橋)でした。

大半の沈下橋は
昭和30年から40年代にかけて架けられていますが、
この時期というのが丁度高度成長期の真最中で
自動車が普及されはじめ
 
 「竹の浮き橋じゃ自動車も通れんけん
     わしらあも沈下橋を架けにゃいかんぜよ♪」

ということだったのかも知れませんね。

低い橋桁にコンクリートの床版をのせただけの
簡素な橋ですが、
流域住民にとって沈下橋の完成は、
喜びひとしおだった事でしょう♪(^o^)/

 
 
   
     
         

     
     四万十川本流 最上流の高樋沈下橋
      
 昭和40年架橋 (旧大野見村)
  
  
      
   ☆沈下橋の思い出☆♪
    

川を渡る手段として架けられた沈下橋だったけれど、
生活道としての役割だけでなく、流域住民の暮らしに密接に繋がった
生活の一部として地域に溶け合い、
たくさんの想い出を残してくれました。


私の生まれ育った集落に沈下橋が架かったのは小学一年生の時で、
当時はブルドーザーやユンボーといった機械は無く、
殆どの作業が手作業であった為に、かなり長い工事期間を要したように
記憶しています。
    (とはいっても、小学一年生の事だから
      長いと感じる時間の感覚も定かではないけれど・・(-。-)"/

母と一緒に竹の浮き橋を渡りながら見上げた工事中の沈下橋は
とても高く感じられ、
完成すれば渡らざるをえなくなる恐怖と不安に幼い胸は痛み(o_ _,)m
  
 「沈下橋が出来ても
     うちは沈下橋は渡らん、絶対渡らんけんね(;。;)」 

と泣きながら訴えたことも・・(>_<;) 
        (なんて臆病さんだったんでしょうね)

でもでも大丈夫、落成式にはちゃ〜んと日の丸の旗を振って
渡り初めに参加しちゃいましたから、(*^▽^*)♪
  
        (それも人一倍得意気に・・・・(^_-)-☆♪)

その沈下橋、なんと洪水の度に激流に呑まれ
橋桁が掬われたり、床版が流されたりと幾度復旧工事を
繰り返したことか(>。<;)
   

       


 
    洪水に流され復旧した沈下橋の姿(芝啓一さん撮影)
         (川に沈んでいるのは流された橋です)


   
   
壊されたらどうしてたの?ですって?
 
壊されたら復旧工事の期間中は沈下橋が架かる以前の状態
つまり渡し舟の出番になります。

渡し舟の船頭さんは集落の人たちの当番制で、
当住民は無料で乗船できますが、
他の集落の方々は10円の乗船料が必要でした。
   
   (アイスキャンデーが5円で買える時代のこと
                  今だと100円ぐらいかな?)
 
  ギッチラ♪ ギッチラ♪ ギッチラコー♪ って
             舟が鳴くんですよォ〜 ♪(^o^)♪

我が家では当番が日曜日の時は、中学生の兄が船頭役を
務めましたが、
   「今日は何十円貰った〜」なんて帰ってくるのが
                     羨ましかったなあ。




   
 洪水で沈下橋が壊され渡し舟の出番(芝啓一さん撮影)


復旧工事が長くかかる時は竹の浮き橋を架けたりしたことも、
これがまた楽しい橋でゆらゆら揺れるんですよねェ〜♪

   ピチ ピチ チャプ チャプ♪♪ って水の音♪
          水しぶきに靴が濡れたりしたことも・・・。



       
沈下橋が流され「竹の浮き橋」での通学風景
     
なんていい時代だったなあ〜(*^^*)♪
      水は澄みきって、川底の石はキラキラ輝いていたっけね☆

       
あの頃の川はもう戻らないのだろうか・・・(--:)


大水が出て沈下橋が浸かりそうになると学校は早退、
これがまたまた嬉しいんですよォ〜♪ 
ニタ〜(*^o〜)〜☆

水が引いて沈下橋が渡れるようになるまで、
近くの公会堂(公民館)に集合して自主学習、
寺小屋風のあったか〜い雰囲気が好きだったナァ〜
(*^^*)

又、沈下橋は子供の川遊びにも活躍してくれる貴重な存在と
なっていました♪♪

初めて沈下橋から飛び込んだ時の嬉しかったこと 
飛び込んでは岸に泳ぎ着き、また上がってきては飛び込んで
唇がチアノーゼ状態になっても止めなかった小学生の頃♪

なんてハチキン少女だったことでしょうネ。
 
    (ハチキン(土佐弁)=おてんばの意味)

車が普及され始めたとはいえまだまだ車の量は少ない時代
沈下橋に腰掛けて川の流れを見るのが好きだったロマンティック
な少女時代も(*^-^*)
  
  (あれあれ?
    沈下橋を渡るのが怖いお嬢さんじゃなかったっけ?)

 


      既に撤去された井崎沈下橋で 管理人19才



下橋は私たちの文化の架け橋。

社会をつなぐ生活道として大きな役割を担ってきたこの沈下橋も
抜水橋の登場で壊されてしまいました(-。-;)

   其処に存在するだけで良かった・・・

   其処に静かに佇んでいるだけで
          辺りがホンワカあったかかった・・・

   それは、傍に居るだけで幸せをくれる人に似ていた・・・
  
     
         ありがとう 沈下橋さん
               愛と感謝を込めて・・・・


        ♪ ☆ ♪ ☆ ♪ ☆ ♪ ☆ ♪ ☆

    ♪♪
〜渡し舟、竹の浮き橋沈下橋 
            今日成りにけり抜水橋は〜  
  中平 松鶴

                


  

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